「ありがとう」を口癖に
こんにちは。
3人の子象の母さん「ぞうかあさん」です。
赤ちゃんがやって来て増えたことは多いけど、
一番増えたことは「すみません」と言葉を発することでした。
自分一人の時に比べると、「すみません」の言葉が自然に増えるんです。
もうずいぶんと昔のことですが、
4か月の赤ちゃんを連れて1人で、飛行機に乗ったことがありました。
飛行機の中で、
「すみません!」
「すみません!!」
「すみませんっ!!」
の気持ちでいっぱいで、居心地に悪かったことを鮮明に覚えています。
搭乗時間が迫った時に、息子がうんちで大泣き。急いでオムツ替えに行って、搭乗時間に遅れそうになり、
「すみません」な気持ちに。
飛行機にやっと搭乗して、しばらくすると、また息子が大泣き。離陸する時になっても、息子は泣き止まず、
「すみません」な気持ちに。
お隣の20代前半のお兄さんにも、頭を深ーく下げて、
「すみません」
その後も、また息子が泣き出すにではないかと、心配で仕方がありませんでした。
飛行機から降りる時も、荷物をまとめて、息子を抱っこ紐で抱えているともたもたしてしまい、隣のお兄さんの邪魔になっているようで、
「すみません」な気持ちに。
「すみません。先にどうぞ」
すると、お兄さんは、
「荷物持つのお手伝いしますよ」
と言いました。
「だ、大丈夫です」
「行く先は一緒だから、これ持ちますね」
そう言って、お兄さんは私の大きなマザーバッグを持ってくれたんです。
その時も、私は思わず、
「すみません」
手伝わざるを得ない状況に見えたようで、
「すみません」な気持ちに。
荷物を持ってもらい、速く歩けない私に合わせて、遅くなってしまい、
「すみません」な気持ちに。
最後に、持ってもらった荷物を受け取る時に、
「どうもありがとうございました」
とお礼を言えました。
ぞうかあさんの1人目育児の時のことです。
お母さんとしての自信のなさから、「自分1人で大丈夫」オーラを出していたんだと思います。
何か手伝ってくれる人が現れると、1人できっちりできない自分を恥じる気持ちを隠すように、「すみません」が口癖になってしまいました。
自分に余裕がなく、
相手に感謝を伝える言葉を発することを忘れていました。
「泣き声がうるさい息子に嫌な顔一つせず、隣に座っていてくれて、ありがとうございます」
「ゆっくりな私達を待ってくれて、ありがとうございます」
「一番大きな重い荷物を持ってくれて、ありがとうございます」
本当は、感謝の気持ちを伝えられたらよかったのに。
あれから何年も経ち、3児の母になったぞうかあさんですが、やっぱり「すみません」な気持ちになることは頻繁にあります。
「すみません」より、「ありがとう」が口癖になる、少し余裕のあるお母さんでいたいものです。
「すみません」より、「ありがとう」を聞く方が、相手も気持ちがいいはずです。
そして、「ありがとう」に囲まれた赤ちゃんの方が、幸せなはずです。
ありがとう、お母さんな私。
今日も一日、「お母さん」を頑張ったあなたは素晴らしい。
自分のために、「ありがとう」。
今日の「ありがとう」が、明日の気持ちの晴れにつながるように。