毎日が母曜日

3児の母の「ぞうかあさん」が綴る、日々の育児で思うこと。

加齢を恐れずに

こんにちは。

3人の子象の母さん「ぞうかあさん」です。


アンチエイジング
という言葉が苦手です。

「加齢に抵抗する」という、
自然な時間の流れをせき止めているような、流れを逆流しようとしているような、強情な執着心を感じてしまうからです。

実際、世の中は、変わらないことを良しとする傾向にあるようです。

「産後まだ数ヶ月なのに、産後とは思えない体型(スリム)」

「40代に見えない、20代のような女性」

「劣化」

そんな言葉をよく見かけます。


歳を重ねて変わること、

経験を通して変化すること、

それは本来なら人生の面白さのはずなのに、怖いものなんでしょうか?
悪いことなんでしょうか?

そんな呪縛があると、年齢を理由に制限をかける癖がついてしまいます。

変わることを拒む気持ちは、恐れからです。
未知の世界に足を踏み入れて、そこの住人になる不安を払拭したい、
時間に流されて行き着いた新しい場所を否定する、
そんな心の抵抗です。

例えば、
女性の場合、妊娠出産に年齢が重要なのは事実です。
卵子が劣化する」という言葉を聞いたことのない人はいないでしょう。
真実だとしても、それは呪いのような言葉で、苦しみます。
遊園地にお化け屋敷を作るような感じです。
怖がりさんは困ってしまいます。
呪いをもろともしない勇気か鈍感さが必要になってきます。

例えば、
産後ダイエットが話題になります。
妊娠出産経験者の女性は、妊娠出産で身体を酷使しています。その後育児が続くわけです。
身体が体重を増やすのは、女性の命を労うために必要なことではないのでしょうか。
それは、自然がくれた女性への慈悲であり、愛だと思います。

太ったっていいんですよ。


歳を重ねて変わること、
経験を通して変化すること、
それを恐いものとして扱いたくはないです。


高齢だと、妊娠出産が難しいかもしれない」

「子どもがいると働きづらいかもしれない」

「年齢が上がると、転職できないかもしれない」

そんな恐怖心を持たないでください。

自分で心に刻んだ負の制限が、未知の素敵な世界の扉に鍵をかけてしまいます。

ぞうかあさんの友達には、子どもを産む夢を諦めず、43歳で自然妊娠
、自然分娩(お医者さまに反対されながら)をしたJさんがいます。

その上をいく、47歳で自然妊娠した知人のKさんもいます。

50歳を目前に、長年勤めた職場を退職し、異種業に転職した友人がいます。

また、娘さんの進学に伴う引っ越しで、長年住んだ土地を離れ、仕事を辞め、新天地で職探しをする40代半ばの友人もいます。

そんな彼女達から、制限のかかった言葉を聞くことがありません。

彼女達が持っているのは、加齢を操る力であり、それは言うならば「ハンドルエイジング」です。


実際は、

誕生日が来て、「あー、また歳取ってしまったな」と感じたり、

仕事を探していて、募集に年齢制限が明記されていたり、

体調が気になるお年頃になったり、

ということはあります。

そういう場合は、
実年齢の他に、「チャレンジ年齢」があっていいんです。
チャレンジ精神の土台になるんであれば、「私は今29歳」という自分を後押ししてくれるのに適当な「自分を自由にしてくれる年齢」を作ればいいんです。

そして、
「若い方がいい」のような雰囲気で、尻込みせずに、進む原動力にしましょう。

自分の歳を忘れてしまうくらい、夢中になることを楽しみ
自分の誕生日を忘れてしまうくらい、他のお祝いを持ち、

楽しみと祝福の層が厚く重なる人生を作っていきたいです。

それに、過去には未知だったであろう素敵な世界をいくつも知っている、その歴史の実年齢を恥じることはありません。

アンチエイジング」に囚われてシワを気にしながら笑うより、「ハンドルエイジング」な彼女達のように、人生を高らかな笑い声で満たしていきたいです。


「変わってしまった」ではなく、いつでも「変われる」んです。

大丈夫です。
あなたにもあります。
新しい素敵な世界が。
その世界の扉を開ける手が。