毎日が母曜日

3児の母の「ぞうかあさん」が綴る、日々の育児で思うこと。

育児にお手本はない

こんにちは。

3人の子象の母さん「ぞうかあさん」です。

育児の大変さが認識されて、最近は「頑張らなくていいんだよ」というメッセージもたくさんあります。

頑張って、頑張って、
でもうまくいかなくて自分が嫌いになるくらいなら、頑張らなくていいんだよ。

ぞうかあさんも、そう思います。


先日も、こんなメッセージを見ました。

要約すると、
「育児に家事に仕事、全部きっちり頑張って、子どもを怒るくらいなら、育児は適当でいい、家事はやらなくていい、子どもと一緒に笑っていよう」
というメッセージでした。

笑顔を忘れているお母さんには、良薬かもしれません。

その方は著名人です。
お仕事頑張っているので、家事はやらなければよかった、と話してありました。
その上でのアドバイスが、
ごはんは作らず、お総菜買ってくればいい。
洗濯できなかったら、汚ない服でも構わない。
洗濯できないものは捨てていい。
掃除しなくて家が汚くたっていい。

というものでした。

でも、きっちり仕事をして、子どもを育てるために稼いでいた力強いお母さんです。


ただ、みんなには当てはまらないです。
育児書通りに育児がいかないのと同じですね。

お母さんとしての経歴がある人なら、自分へのアドバイスになるかは直ぐ判ってしまいます。

その方の暮らしと環境が自分とは違うことが想像できるからです。

料理は出来合いのお惣菜でいいけど、掃除しないのは嫌で、家が汚いのがストレスになる、というお母さんもいます。

家事に手を抜きたいけど、一緒に暮らしている家族(お姑さんなど)がいる場合は手が抜けないお母さんもいると思います。

育児を優先したいから、仕事を変えるというお母さんもいます。

ぞうかあさんの場合、料理は優先順位が高いんです。
その時間が唯一のクリエイティブだからです。
自分の表現だからです。


その人のその暮らしも、毎日の育児も、日々に訪れる出来事も、そこで感じる気持ちも、誰のものでもないその人のものです。

その人のアドバイスは、その人自身の暮らしの指標であって、私達のアドバイスになるかは分からないのです。

著名人、成功している人、小児科のお医者さまや小学校の先生、そういう人からのアドバイスは興味深いです。

でも、
アドバイスが自分の育児に役立つかというと、料理番組のごはんを実際に自分が作れるか分からないのと同じです。

お母さんとしての暮らしの主役は自分自身です。

そして、その主役をどう演じたいのかは自分の気持ちで決めればいいんです。

他の人のアドバイスで、演じたくない自分の役をしなくていいんです。


仕事も頑張りたい。

おいしいごはんを作りたい。

子どもに服を作ってあげたい。

子どものアレルギーを治せるように食事に気を配りたい。

きれいでおしゃれなお家に住んでいたい。


お母さんによって抱く気持ちだって様々です。

そういう欲する思いが自分であり、その思いを実現することがお母さんの幸せに繋がります。

お母さんが幸せであれば、自然に子どもと笑顔で過ごせます。

怒りたくなる感情は、結局満たされないお母さんの気持ちが積もり積もって発生するんですから。

家事をやらなければ、育児を頑張らずに適当にしていれば、笑顔でいれるとは限りません。

他人からのアドバイスよりも、自分の気持ちに向き合うことの方が笑顔への近道です。
優先順位を決めるのも、取捨選択も、限界の線も、自分の気持ちが第一優先なんです。

だから、

お母さんの理想もいらない。
育児の見本もいらない。

あなたの気持ちが、あなたに一番似合うお母さんを創り上げます。

その自分オリジナルのお母さんの創造こそが、お母さんの笑顔の元なんです。


ありがとう、お母さんな私。

今日も一日、「お母さん」を頑張ったあなたは素晴らしい。

自分のために、「ありがとう」。

今日の「ありがとう」が、明日の気持ちの晴れにつながるように。