毎日が母曜日

3児の母の「ぞうかあさん」が綴る、日々の育児で思うこと。

生み出されるしあわせ

こんにちは。

3人の子象の母さん「ぞうかあさん」です。


あるところに、とっても真面目な青年がいました。
努力の人で、逆境にもめげず、仕事も頑張って昇進して、経済的にも豊かになりました。

付き合っている彼女さんとも、誠実に結婚のことを考えていました。
ただ、なかなか踏ん切りがつかないようでした。

「子どもができたら、教育とかお金がかかるので、もう少し仕事頑張って収入増やしたいですね」

「家庭ができたら、やっぱり家の購入も視野に入れて、あと奥さんに車も買ったりしたいです」

そう話していました。

ある時は、

「彼女と分かり合えないので、これ以上付き合うのは無理」

と話していたこともありました。

そんなこともありましたが、
とっても真面目な青年さんは、ついに彼女さんと結婚することになりました。


仕事での収入も増えたようです。

休日はゴルフに旅行で充実していますし、結婚してさらに有意義な人生をになりそうです。

きっと、とっても真面目な青年さんは、結婚生活も全力で頑張るでしょう。
一生懸命働いて、家も車も買うでしょう。
子どもができたら、子どものためにお金をかけるでしょう。


ただ、心配なことも頭に浮かんでしまいます。
とっても真面目青年さんは、彼女さん(奥さん)の文句が多いんです。

一生懸命な努力家なので、周りにも同じことを求めがちです。

周りの不適切な状況に、怒りを露わにすることもあります。

ちょうど、猛スピードで走っている車が排気ガスを撒き散らしているように、頑張っている人は怒りを貯めて放出しがちです。

ぞうかあさんも、前は全力で頑張っていました。

いい暮らしができるようにと、
いいお母さんになろうと、

肩肘張って、一生懸命走って、排気ガスもたくさん出していたんです。

責任や努力、向上心、情熱、いろいろ満載で走っていました。

だって、自信がなかったんです。

その自信のなさを払拭してくれるものが、責任と努力、そして向上心に情熱を持って走ることだったんです。

責任
努力
向上心
情熱

ないよりもあった方がいいですすよね、
結婚にも。
育児にも。

ただ、

人にも責任を追及したり、

人にも努力を強いたり、

人にも向上心を持たせようと躍起になったり、

人にも情熱を求めたり、

そうしていると、夫婦と親子で排気ガスの被害に遭います。

気をつけましょう。




しあわせは
歩いて来ない
だから
歩いて行くんだよ


しあわせに向かって、
猛スピードで排気ガスを撒き散らしてでも、しあわせを取りに行く。

それが、以前のぞうかあさんと同じ、とっても真面目な青年さんのように思えました。

仕事や学業、なにかの活動で、目標を持って打ち込んできた人ほど、「しあわせ」も、家族を巻き込んで取りに行こうとします。

家族にも、責任やら努力、向上心、情熱を背負わせて、一緒に走るように促します。

でもね、

家族にとって、本当に必要な「しあわせ」というのは、一緒にいることで生み出されるもので、取りに行くものではないんです。

まず、自分の心が感じるしあわせの量を増やして、そのしあわせを家族に伝えることで、家族のしあわせが生まれるんです。

自分の心がしあわせを感じるために、どうしたらいいのか。

自分を認めて、相手も認めること。

違う言い方をすると、

相手を理解し、共感し、許すこと。

自分も理解してもらい、共感してもらい、許してもらうこと。

実は、一生懸命懸走ることより難しいと、ぞうかあさんは感じます。

走るのが好き、
走っているのを止められない(笑)という人は、

まず、

ちょっと頑張るのをやめて、

作り笑いでもいいので、笑って、

家族に「いいね」と言ってみるといいです。

そこから始めてみましょう。