毎日が母曜日

3児の母の「ぞうかあさん」が綴る、日々の育児で思うこと。

いやいや期との戦い方

こんにちは。

3人の子象の母さん「ぞうかあさん」です。



家の末っ子が先日2歳になり、「魔の2歳児」になって感じたのが、

愛情獲得のための聖戦

が始まったということでした。

詳しくは、過去のブログ記事「いやいや期」で。


できれば、「いやいや」を
軽度で、
短時間で、

そして、頻度を低くしてほしいと願ってやみません。

さらに、希望を言えば、
スーパー
公園
電車の中
公共の場所では、「いやいや」言わない天使でいてほしいです。

子どもの「いやいや」は、お母さんもいやいやです。

早く終わってほしい「いやいや期」の子どもとの戦い。

過去のブログ記事にも書きましたが、

子どもが始めたこの「いやいや期」、別名「愛情獲得のための聖戦」を収束させるには、親が負けてしまうのが一番です。

向こうが奪おうとしているものを差し出せばいいんです。

子どもが一番欲しい親からの愛情を渡してしまえばいいのです。

その親の愛情を渡してしまい、
親が子どものいやいや期を収束させる、ぞうかあさん的戦略です。

これで、ぞうかあさんの末っ子は、2歳になった頃からあまり「いやいや」しなくなりました。
短い「いやいや期」でした。


戦略その1
普段から子どもに愛情を言動で示す
機嫌が良くて、天使のようにかわいい時があるので、その時に愛情表現しておきます。
「かわいい」
「大好き」
「すごい」
「きれい」(「かっこいい」)
「宝物」
「大事」

子どもを宝物のように大事に扱って、幸せ言葉を話しかけます。
抱きしめたり、
キスしたり、
なでなでしたり、
スキンシップも抜かりなく。

もちろん、笑顔をも忘れずに。

子どもの心にハートのスタンプを貯めるイメージで、愛情の先制攻撃を仕掛けておきます。
ゲームでコインを貯めていく感覚でもいいと思います。
いやいやモードになるのは、根本的に子どもが満たされない愛情を求めての行為なので、愛情貯金が多い方がいやいや攻撃を受けることが少なくなります。

そして、いやいや発生の際は、幸せ言葉とスキンシップ、笑顔を組む合わせて、鬼のような悪魔の子と接してみます。
愛情を思い出してもらうように意識してみてください。

付け加えると、言霊というように言葉には力があります。
「天使だ」
と言い続けていると、
子どもが天使のように思えてきます。
子どもも天使になります。

「悪い子」もまた同じです。


戦略その2
子どもの欲求が何か感じて、それに同調する

いやいや期の子どもは、
自分を分かってほしい、
自分の気持ちを受け入れてほしい、
自我を認めてほしい

そういう気持ちがあっても、言葉で言い表せません。

ズボンを一人で履きたい子どもが、上手く履けなくてかんしゃくを起こして大泣き、手伝おうとすると更に激しく泣く、という「いやいや期」独特の光景があるとします。

ズボンを履くことが目的ではないので、親がズボンを履かせようとすると怒るんですね。
「まだ上手くできないでしょ。手伝ってあげる」という言葉は禁句です。

ズボンを自分で履くことができたという達成感を得ることが目的なので、その気持ちを尊重します。
「こうやったら、履けるよ」と、上手に履ける方法を教えてみます。
それでも、できない場合、また泣きわめくんですが。
これは無理そうだなと思ったら、
「お母さんが手伝ったら、履けるかな?手伝ってもいい?」
と確認した上で、手伝って履かせます。
「履けてよかったねー」
で、なんとなく達成できた嬉しい気持ちを言います。


戦略その3
子どもの一番の理解者だということを、子どもに示す

子どもが、思わず
「うん」
「うん、うん」
「そう」
と、頷くような話を常日頃からします。

もう、状況説明から、子どもが見ている風景、子どもが感じているであろう気持ちを、どんどん口にして同調させます。
「お布団かけるとあったかいね」
「うん」

「雨降ってるね」
「うん 、うん」

「あのワンワンかわいいね。なでなでしたいね」
「ね、そう?」
「そう」

という具合にです。

いやいやモードが始まったら、このリズムで同調させつつ、地雷を避けて誘導していきます。
「まだ公園で遊びたいの?」
「うん」
「でも、お姉ちゃん迎えに行く時間だから、もう行かないと」
「いや、いやいや」
「いやなの?」
「いや」
「でも、お姉ちゃんもお母さんと〇〇ちゃんが迎えにきてくれなかったらいやよね?」
「いや」
「行こう」
「いや」
「お姉ちゃんの幼稚園に行って、砂場で遊ぶ?ここよりもっと大きい砂場だよ。お姉ちゃんと、この間作ったみたいお山作ろうか?」
「・・・・」
「〇〇ちゃんも砂のお山作りたいよね」
「うん」
「お姉ちゃんと幼稚園で作れるかなあ?作る」
「うん」
「お姉ちゃんのところで遊びたいね、そう?」

いろいろな誘導言葉で「うん」作戦の例ですが。

どのような誘導言葉が子どもに効果的か試してみてください。


戦略その4
「気持ち」を話す習慣をつける

物の名前や形容詞、動詞の言葉を話せるようになっても、感情を言葉にできないことが多いのが「いやいや期」です。

子どもがいやいやするのは、自分の気持ちを上手に伝えられない苛立ちもあります。
いやな気持ちを親に伝える手段が泣き声と行動になるのです。
泣いて暴れる代わりに、気持ちを言葉が伝えられることを日ごろの会話で養っていきましょう。
特にネガティブな気持ちは、あまり子どもに聞かせていない場合がありませんか?

「雨降りで外で遊べなくて、悲しいね」
「あの車が見つからなくて、困っちゃったね」
「いちごがなくなって、残念ね」

親が気持ちを代弁してあげてみてください。


戦略その5
食べ物に気をつける

いやいやの発生と食べ物の因果関係があるようです。
ぞうかあさんも意識してみました。
この話は長くなるので、また今度。


ありがとう、お母さんな私。

今日も一日、「お母さん」を頑張ったあなたは素晴らしい。

自分のために、「ありがとう」。

今日の「ありがとう」が、明日の気持ちの晴れにつながるように。