毎日が母曜日

3児の母の「ぞうかあさん」が綴る、日々の育児で思うこと。

子ども自慢の親御さん

こんにちは。

3人の子象の母さん「ぞうかあさん」です。


子どもの話が大好きな親御さんはたくさんいます。
地球が子ども中心に回るくらい、他のものが隅に追いやられて視野いっぱいになるのが育児ですからね。

中には、口を開く度に子どもの自慢話の親御さんもいます。
自慢できる子どもというのは、仕事で任された大きなプロジェクトが上手くいっている時の高揚感のような心境です。
嬉しい気持ちが、口からこぼれ出てしまうんでしょうね。

さて、子どもの自慢話でも、聞き心地がいいものと、もやもやするものがあります。
「あんなに止めるって言ってたのに、最近は一生懸命練習するようになって、ピアノのコンクールで賞をもらえた」
なんていう話は、聞いていて嬉しい気持ちになります。

一方、
人の話を聞いていても、自分の子どもの話に話題を変えて、
「家の子は、もっと凄い」
「家の子だって、、、」
という発言をしてしまう親御さんがいます。
こういう時は、褒めてオーラ全開です。

その上で、
こういう親御さんは、他人の子どもにも過干渉な場合があったり、押しつけがましい発言があったりします。
例えば、
「〇〇ちゃんももう5歳なんだから、ひらがな全部覚えた方がいいよ(家の子は、ひらがなもカタカナもできるよ)」
という具合に。

自分の子どもに当てる「ものさし」を他人の子どもにも使いたがるのです。

単純に子どもをはかりたがるのは、
子どもの成長を分かりやすい形で見て、自分の育児に確信を持ちたいからです。

でも、
親御さんが持っている「ものさし」ではかれる、子どもの成長は一部なんです。

身長と体重
文字の読み書き
習い事のグレード

それらは、はかれます。
こういう、はかれる成長を重要視する親御さんはいます。

でも、
成長は視覚化できるものと感じるものと両方あります

感じるものは見えないし、はかれません。
心の成長
気持ちの持ち方
感情のコントロール
他人への理解や共感
社会の中での人との関わり方
集団の中での自分の表現方法と立ち位置
などなど

子どもの成長をはかる道具もたくさんあります。
重さ、長さ、距離、体積をはかる時に、それぞれの道具があるように、
すべてを測れる道具なんて無いのと同じです。


「家の子は、〇〇ですごいでしょ」
的な発言をする親御さんは、
単に自分自身を安心させたいだけです。

「私の物差しの使い方合ってる??」

「測定の結果は大丈夫?」

「大丈夫」という安心感がほしいのです。

「あなたのお子さんは、日々順調に成長しています」
と言ってほしいのです。

そして、
「あなたの育児は正解です」
と一番言ってほしいのです。

だから、
褒めてオーラで子どもの自慢話を聞いたら、
ぞうかあさんはこう伝えます。

「よかったですね」

「〇〇ちゃんも嬉しいでしょうね」

「お母さん(お父さん)も嬉しいですね」


大丈夫です。

褒められなくたって、大丈夫なんですよ、育児は。

数値で見る安心感より、心で感じる喜びを子どもの成長で感じたいです。