毎日が母曜日

3児の母の「ぞうかあさん」が綴る、日々の育児で思うこと。

どうして泣くの?

こんにちは。

3人の子象の母さん「ぞうかあさん」です。


「赤ちゃんは泣くのが仕事」って聞いたことがありますか?

泣き止まない赤ちゃんを抱いて途方に暮れている時に、よく言われました。

ぞうかあさんは、ずうっと、
どうして泣くのか分からないことが嫌でした

そして、3人目の育児で泣く赤ちゃんに困ったり嫌だと思うことは減ったのです。
が、どうして泣くのか分からないのは同じでした。

泣いていると、責められているような気持ちになります。

泣き声がクレームのようで、心がざわつきます。


一人目の育児の時は、泣く赤ちゃんが怖くてたまりませんでした。

夜泣きが大変だったんです。
その時も、日に日に疑問が大きくなるばかりでした。

どうして?

どうしたらいいの?

何が悪いの?

どこが間違っているの?

お願い、お願い、
泣き止んで。


夜泣きが治るように、本当にいろいろ試しました。

昼間、特に昼寝の後は十分に体を使って遊ばせたり、

夜中に空腹になって起きるのではと想像して、ごはんをたっぷり食べさせるようにしたり、

逆に、食べ物を消化できなくて夜中におきてしまうのではと想像して、夕食を消化のいいものにしたり、

暑過ぎるのか寒過ぎるのかもと想い、寝る時の服を変えてみたり、

寝る前に蛍光灯の明るい電気をやめてみたり、

あれもこれも試してみても、夜泣きが治ることがありませんでした。

ずーっとゲームをしているのに、なかなかビンゴにならないような、

出口のないゴールを探して、ずっと迷子になっている迷路の中、

そんな時間でした。

もう想う策も尽きて諦めに変わってからしばらくすると、夜泣きはなくなりました。
2ヶ月近く続いた夜泣きがやっと終わったのです。
今でも、どうして終わったのか分かりません。
どんな推理小説にも、最後に謎解きがありますが、夜泣きは永遠のミステリーです。

時期が来たから夜泣きが始まり、時期が終わったから夜泣きが終わった、その現実だけでした。

私も赤ちゃん時代に夜泣きが激しく、私の子3人とも夜の寝つきが悪い赤ちゃんだったので、遺伝だと思った方が楽でした。

夜泣きの他にも、夕方にぐずり出す夕暮れ泣きもあります。

どうして泣くのか分からない。

それは、

答えが出ない、

明確な答えが分からない、

いつまでたっても解けない問題のままです。


でもね、

答えが出せない自分が愚かなわけではありません。

明確な答えが分からなくてももいいのではないですか。

泣き虫は、赤ちゃんに必要な「泣く行事」なのでしょう。

赤ちゃんは、生まれたばかりの頃、泣いても涙が出ませんよね。
それがいつの間にか涙が流れるようになります。

いつも不思議だなあと思っています。

もしかしたら、理由もなく泣いているように見えて涙を通すための涙腺の開通作業に必要な「泣くお仕事」なのかもしれません。

これから、
自分と人の悲しみのために流す涙の通り道を、

嬉しい時に流す涙も通せるような涙の道を太くしているのかもしれません。

そう思うと、赤ちゃんは本当に泣くことをお仕事にしているんでしょうね。
夜泣きの子、泣き虫の子は働き者なんですね。
大人になったら、同じく働き者かもしれませんよ。

そうだったら、嬉しいですね。


ありがとう、お母さんな私。

今日も一日、「お母さん」を頑張ったあなたは素晴らしい。

自分のために、「ありがとう」。

今日の「ありがとう」が、明日の気持ちの晴れにつながるように。