お母さん比べ
こんにちは。
3人の子象の母さん「ぞうかあさん」です。
比較って、大事ですけど、比べない方がいいものもあります。
常に変容し、多面性のあるもの。
人の人生に関わるようなこと。
人、お母さんのAさんとBさんや家のお父さんと◯◯さんとのお父さん、家の子と他のお宅のお子さんなんかも、もちろん。
でも、比べたり、比べられたりが常です。
ぞうかあさんが小学校4年生の頃、仲良しグループの間で「お母さん番付」がありました。
知らない内に、ぞうかあさんのお母さんが、「お母さん番付」の1位になっていました。
1位がぞうかあさんのお母さん
(料理、お裁縫が得意で、優しいから)
2位がMちゃんのお母さん
(お裁縫が得意で、優しいから)
3位がHちゃんのお母さん
(ユーモアがあって、話が面白いから)
女の子目線での、いいなと思うお母さん像があって、それでお母さん比べをしたようです。
でも、
3位のHちゃんのお母さんは、自分で経営している化粧品と洋服のお店があって、とても素敵なお母さんです。
2位のMちゃんのお母さんは、自営業のお手伝いをしていて、地域のみんなに好かれていて、同じく、とても素敵なお母さんです。
ぞうかあさんのお母さんは、いわゆる専業主婦でした。
ぞうかあさんは家に帰って、「お母さん番付」の話をしました。
それを聞いたぞうかあさんのお母さんは、特に喜んだわけでもなく、「そうなの」とだけ言って笑っていました。
一方、ぞうかあさんは、仕事をしているお母さんがかっこよくて好きだったので、Hちゃんのお母さんが好きでした。
無い物ねだりですが。
そんな子どもの頃のことを思い出したのは、先日、知人の方に、こんなことを言われたからです。
その方は、子どもがお世話になっている習い事の講師の方なんですが、
「下の子大きくなったわね。今何歳?」
という話から始まり、
「まだ働かないの?」
という話になりました。
ぞうかあさんが曖昧に答えていると、
「Kさんって、凄いよねー。さくっと子ども産んで、さくっと仕事復帰してるんだもの」
と、Kさんの話が出ました。
Kさんは、ぞうかあさんと同じく3児の母で週6日ペースでフルで働いているんです。
ぞうかあさんもKさんのことをパワフルで凄いなあと思っています。
ただ、知人の講師の方のその言い方だと、ぞうかあさんとKさんと比較されているように感じました。
さくっと仕事していないぞうかあさんは、キレの悪い包丁のように思われているのかもしれません。
実は、Kさんのご主人は主夫なんですね。
そして、産後には遠方からKさんのご両親が来て手伝ってくれたり、頼れる人に囲まれているんです。
人の目は、ある一面だけ見ているだけに過ぎないのでしょうね。
なんだか、小学生女子の「お母さん番付」と同じような比較の仕方だなあと思いました。
お母さんに1番もビリもいません。
お母さんは、それぞれ違って、それぞれに凄い存在です。
もしも、心にちくっとするような一言を言われたら、「そうですね」と笑っているのが一番です。
「お母さん番付」で1位だった、ぞうかあさんのお母さんのように。
「◯◯さんって、年子のお子さん2人育てていて、偉いわね」
と、一人っ子のお母さんに言う人いますよ。
「お隣の奥さんは、まだ子どもが小さいのに、正社員で働いていてすごいな」
と、専業主婦のお母さんに言う人いますよ。
笑って、
「そうですね」
「すごいですね」
と言って、うまくかわしておきましょう。
人に「すごいね」と言われるより、
自分の子どもに、「すごい」と言われるお母さんでありましょう。
そして、自分自身が「1位だと思うお母さん」でいれるよう、日々あればいいのです。
背比べみたいに、お母さんを比べるのは心外です。
ありがとう、お母さんな私。
今日も一日、「お母さん」を頑張ったあなたは素晴らしい。
自分のために、「ありがとう」。
今日の「ありがとう」が、明日の気持ちの晴れにつながるように。